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蓄膿症(副鼻腔炎)とは
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副鼻腔に起こった炎症が治りきらずに、細菌感染をくり返すために、副鼻腔内に膿が溜まっている状態です。
このことから、蓄膿症は慢性副鼻腔炎とも呼ばれています。
蓄膿症の原因には風邪、急性鼻炎、アレルギー性鼻炎、栄養のアンバランスなど様々なものが考えられます。
形態的な原因としてあげられるものには、鼻中隔湾曲症もあります。 |
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蓄膿症の代表的な症状は
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◯鼻づまり ◯鼻水(鼻汁) ◯頭痛、頭重 です。
その他、
・鼻詰まりのためにいびきをかく。
・粘り気のある鼻汁が喉の方に流れ(後鼻漏という)、気管支炎や胃腸障害を起こしたりする。
・精神的に憂鬱になったり、怒りっぽくなる。
・だるさを訴え、注意力や集中力・記憶力も低下して、勉強や仕事の能率が悪くなる。
など・・・・ |
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アレルギー性鼻炎(花粉症) |
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かって私が子供の頃は、殆どの子供達が鼻をたらしていました。青っ鼻は衛生状態のよくなかった当時子供たちの身体を守るために、細菌と闘って死んだ白血球の変わり果てた姿でした。 ところが、今それと入れ違いのように花粉症が増えてきています。 時代が変わり、食生活や生活様式の変化によって、日本人の体質は変わってきています。花粉症が増えているのもそのためです。 アレルギー性鼻炎は、吸入されたある物質(抗原)によるアレルギー反応で、症状はくしゃみ、鼻水(鼻汁)、鼻づまりが三大症状です。症状が進むと、目がかゆい、涙が出る、充血といった目の症状、のどのかゆみや痛み、頭痛なども起こします。 植物の花粉によって起こるアレルギー性鼻炎を花粉症といっています。花粉症の原因になる花粉は多数ありますが、代表的なものには、スギ、ヒノキ、カモガヤ、オオアワガエリ、ブタクサ、ヨモギなどがあります。 花粉症の方で多く見受けられるのが、冷え、水分代謝不良、胃弱の傾向です。生活習慣の改善(夜更かし、深酒、喫煙、不規則・偏った食生活、冷たいジュース類、ストレス、運動不足‥)により体質の改善を計ることが大切です。 |
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漢方では鼻の病対策をこう考えます |
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昔から鼻の病気に使われてきた代表的な処方として、
・蓄膿症には …葛根湯加センキュウ辛夷 ・アレルギー性鼻炎には …小青竜湯 などが挙げられます。しかし、これらの処方は… 心臓の弱い人、高血圧の人、胃の弱い人には 安易に使ってはいけません。 日々の忙しい社会生活やストレスのために、少陽病的な胃弱者が増えているのです。 |
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漢方には陰陽五行説という考え方があります |
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鼻の病気は、胃をいたわることが大切です |
上の図でもわかるように、陰陽五行説において鼻の病気を考えて見ますと、 鼻の属する(金)肺系が弱っていて、それを治そうとするならば、助け合う関係にある(土)脾系に属する胃を補って力をつけていく必要があるのです。 ※鼻の病気を治すためには、冷たい食事やジュースなど暴飲暴食で胃に負担をかけることはよくないことがわかります。 さらに、胃に害を与えないお薬を選ぶことも必要です。
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鼻の病気の養生法 |
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■原因を排除又は遠ざける。
■体を鍛える
■ばらんすのとれた食生活を
■ストレス解消で落ち着いた毎日を |
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漢方の和久堂へのご相談は、 |
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