牡蠣肉(かき肉)と牡蠣殻(ボレイ)/漢方の和久堂
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牡蠣肉 牡蛎
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牡蠣肉(かき肉)と牡蠣殻(ボレイ)
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牡蠣肉
牡蠣は、はるか昔から人類の栄養源として食べられてきました。その豊富な栄養から「海のミルク」とも呼ばれています。
牡蠣肉に含まれるミネラルは20種以上、ビタミン類は10種以上、アミノ酸は20種以上です。
更に、筋肉・脳・肝臓などの栄養源となるグリコーゲンが多量に含まれています。 
 
牡蠣殻 
ボレイは、牡蠣を音読みしたもので、牡蠣の貝殻のことをいいます。漢方生薬の古典「神農本草経」にも収載され古来より人々に利用されてきました。
炭酸カルシウムが主成分ですが、種々のミネラル分を含んでいます。
薬用に使われるときは、牡蠣の貝殻をそのまま使用するときもありますが、生の牡蠣殻を使用すると発熱の中毒を起こすことがあります。
漢方では、このような副作用を防止したり効力をよくするため加工(漢方で修治という)をします。
牡蠣の修治としては、焼いて(約700度)末にして使用するか、酢に浸してから焼いて(約500度)使用します。 
 
牡蛎の効能 
 
 ポイント 心臓の機能・自律神経の亢進を鎮める。
  カルシウムイオンが多量に含まれます。カルシウムイオンは、神経や骨格筋の興奮を鎮める作用があります。
不安症状や興奮症状に用いられます。
 
 ポイント 弱アルカリ性の胃酸過多の中和剤
 
 ポイント 収斂作用
  発汗過多や盗汗
 
 牡蛎を使った漢方薬の処方例
 
 ポイント 柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
   比較的体力のある者の、心臓の機能異常・自律神経興奮や小便不利に
 
 ポイント 桂枝加竜骨牡蠣湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)
  不安神経症や多夢などに
 ポイント 柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)
   自律神経失調症で胸が張って苦しいく、動悸や息切れがある
 
 ポイント 安中散(あんちゅうさん)
   虚弱体質の人が、酸を多くしようとして、かえって胸やけをおこし、神経が不安定な状態になっている状態で、神経性疼痛を起こすような症状の鎮静鎮痛に。
 
 牡蠣肉とミネラル
 
 牡蠣肉エキスの3大栄養素は
 
 ポイント グリコーゲン  ポイント 天然タウリン ポイント 亜鉛
  
 カキは天然ミネラルの宝庫
 
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