活性酸素とは |
私たちは生命活動の基本として、呼吸をします。呼吸によって取り入れられた酸素は、体内で
消費される(エネルギーを産生する)過程で、活性酸素を発生させます。活性酸素は、ある程度体内に必要で、侵入してきた殺菌を殺したり、酵素反応に有用な
働きをしますが、多すぎると有害になります。
活性酸素は分子記号で「O2]と表記され、安定形から電子が1個足りない状態です。電気的に不安定で、他の物質を酸化させる(電子を奪う)作用が非常に強
まった状態にある酸素なのです。呼吸以外にも、大気汚染物質、タバコ、ストレスによっても発生するほか、白血球の免疫活動、放射線や紫外線を浴びることに
よっても発生します。フリーラジカルであるスーパーオキサイドラジカル、ハイドロキシルラジカルのほか、過酸化水素も活性酸素の仲間に加えられます。 活性酸素が人体に有害だとされるのは、私たちの細胞を酸化させる(さび付かせる・腐らせる・老化させる)からです。細胞が酸化されると、細胞の集合体である臓器や組織の機能が衰え、その結果、老化が進んだり、ガンや生活習慣病を引き起こしてしまいます。 タバコや酒などの嗜好品以外は生きていくうえで避けられない宿命といえます。でもなるべく老化はゆっくりきてほしいし、ガンや生活習慣病にはかかりたくありません。 そこで、必要悪ともいえる活性酸素をいかに最小限に抑え、消去し、かつ傷つけられてしまった細胞を修復するかが、現代人の健康を考える上での最大の関心事となっているのです。 |
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活性酸素の原因は |
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◇活性酸素はこんなに多い |
・食品添加物 ・過剰な運動 ・食べ物による発がん物質 ・過食 ・ストレス ・怒り、不
安、恐怖、驚愕 ・工場、車の排気ガス ・水道水(トリハロメタン) ・アルコール ・タバコ ・薬物 ・紫外線、宇宙線(オゾンホール) ・虚血・X線
(胸部で1日半、腹部で1年半の寿命の短縮) ・ニトロアミン ・農薬 ・電磁波 ・白血球などの殺菌時 ・核兵器の放射線・ |
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◇ミトコンドリアの原因はこんなに多い |
・スーパーオキサイドラジカル ・過酸化水素 ・ハイドロキシルラジカル ※出典「フリーラジカル」近藤元治 編 |
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